薄毛の男性に抱いている女性の意識について、日本最大級のメンズ美容サイト「MOTEO」を運営するカッコイイで、AGAメディカルケアクリニックとの合同でアンケート調査が実施されました。調査対象は10〜60代の女性200人で、前回の“薄毛の男性が恋愛の対象になるか”という質問に続いて、どんな薄毛対策を女性が望んでいるのかが見えてくる調査結果です。
医療による薄毛対策への期待感
「恋人や旦那さんの薄毛に気づいたら指摘しますか」という質問に対して、はいが148人、いいえが60人、その他が4人となっています。その他というのは相手の性格によって違うという返答です。男性で、あまり鏡を見ない人だと、特に頭頂部は指摘してもらわないと薄毛の程度に気づかないということは少なくありません。
「恋人や旦那さんが薄毛だとしたら、対策や治療を勧めますか」との質問に、はいが108人、いいえが87人、その他が17人となっています。その他の返答の声には「似合っていれば勧めない」というのがあり、薄毛だから仕方がないという考えで諦めてはいけないということがわかります。
薄毛対策も方法によっては、お金がかかることもあります。そこで聞いているのが、「恋人や旦那さんが薄毛治療を始める場合、月いくらまで許容できますか」という質問で、5000円未満が63人、5000円〜1万円が85人、1万〜2万円が38人、2万〜3万円が9人、4万〜5万円が3人、そして「薄毛が改善されるならいくらでもよい」が7人との結果です。その他は7人で、「自分の持ち金内なら好きなだけ」と支援しようという気持ちで答えている人がいる一方で、「その人の収入による」という厳しい回答もありました。
「上記で回答した予算はご自身の美容代と比較して安いですか・低いですか」との質問には、高いが83人、安いが25人、同じくらいが104人と、こればかりは女性はいくらを使っているかで大きく変わってくるので、なんとも言えない数字です。
「AGA(男性型脱毛症)という薄毛の症状を知っていますか」との質問には、はいが141人、いいえが71人でした。
これに続いて、「AGAは治療をしなければ症状が進行することを知っていますか」との質問では、はいが82人と減り、いいえは130人でした。治療をすれば進行が止まり、改善するということがわかって、それまでの質問を再度したら、案外と違った結果が出てくるかもしれません。
さらに突っ込んだ「AGAを改善するために有効な方法は次のうち、どれだと思いますか」との質問(複数回答)に対しては、養毛剤が66人、生活習慣の改善が125人、食事の改善、禁煙が65人、投薬治療が115人、注入治療が39人、植毛が37人と、まだ植毛などの積極的な治療の理解は浅いようです。ストレスをできるだけなくすとの回答は1人だけでした。
積極的な治療についてのイメージですが、「薄毛治療をしている男性をどう思いますか」との質問に対して、いいと思うが185人、あまりいい印象はないが15人、その他が33人と、この結果を見ると好印象が圧倒的となっています。
その他のコメントとしては、「治療の仕方による」、「お金持ちならばいいが、無理してお金をかけているなら嫌です」、「個人の自由なので気にならない」という声が例として紹介されています。その他も、治療効果があって、本人がよければ、いいと感じているわけで、その他の多くは賛成側となっているようです。
もっと知ってほしい自毛植毛の有効性
積極的な治療といっても、もちろん、どんな治療を選択しているか、どれくらいの費用がかかるのかによっても結果が異なってくるのは当然のことです。
AGAに関しては、市販の養毛剤ではあまり効果がなく、エビデンス(医学的な証明)が立証されているのは投薬治療、外用薬により治療、注入治療、植毛(自毛植毛)だけであることは、まだ女性の理解は弱いようです。
この中でも治療効果が目に見えて明らかなのは自毛植毛です。
自毛植毛は、自分の健康な毛髪を移植するもので、植毛した毛髪は抜けにくく、もともとの部位の毛髪と同じように成長サイクルが正常な状態で繰り返されます。AGAは男性ホルモンのテストステロンが5αリダクターゼという還元酵素によって変換されたDHT(ジヒドロテストステロン)によって起こっています。DHTが毛乳頭のホルモン受容体と結びつくと正常な成長サイクルが保たれなくなり、脱毛が進む原因となります。
自毛植毛で使われる後頭部や側頭部の毛包の基部にある毛乳頭はDHTの影響を受けにくく、移植された毛包は正常な成長サイクルを繰り返していきます。
自毛植毛も手法や技術の差があり、移植する後頭部から特に元気な毛髪を選んで採取することが大切です。毛髪を植え付けするときの穴を極小のホールで移植することによって痛みを和らげ施術後の回復時間を短縮させることができます。このような手法の差があり、植毛後の結果にも大きな違いがあることを理解することできれば、女性の意識も大きく変わってくるはずです。
薄毛へのアンケート調査
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000014.000048304.html
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