薄毛になったとしても、どんなふうに周囲から見られようとも関係ない、という男性も少なくありません。しかし、その視線を向けてくるのが女性であって、しかも恋愛対象の年齢となると、自信が揺らいでくるということもあるかと思います。
薄毛に対する女性の反応は?
こういった女性心理の探るアンケート調査は、これまでもいくつかありましたが、アンケート対象が交際している女性、すでに結婚している女性という調査は初めてかもしれません。そんなアンケート調査をメンズ美容サイトのカッコイイが実施しました。
女性が結婚後に急に太ってきたときに、男性からは「詐欺だ」という言葉が聞かれますが、同じように考えている女性も多くて、その詐欺だと思われてしまう最大の要因は薄毛です。付き合っているときから薄毛であったら、ある意味では納得済みではあるのでしょうが、急に薄毛になってきて見た目が大きく変わったときに、女性の気持ちも大きく変わりはしないかというのは、多くの薄毛が気になる男性、薄毛を気にしている男性に共通している心理です。
調査に答えてくれたのは交際相手がいる女性と結婚相手がいる女性で、20〜50代の220人でした。
もともと薄毛について、どのような受け止め方をしているのかが初めの質問で、「男性の薄毛についてどう考えていますか?」と問いかけています。「いずれは誰しもなるものなので仕方ない」が137人、「ストレスを感じていそう」が42人、「みっともない」が10人、「薄毛の男性も魅力的だと思う」が5人、「何も思わない」が19人でした。仕方がないことをプラスに感じている女性が多いのは、男性にとって救いの回答となります。
それに続いて、「もし恋人もしくは配偶者(以下パートナー)が薄毛になったら許容できますか?」と聞いていますが、「はい」が89.5%(197人)と圧倒的に多く、「いいえ」が10.5%(23人)であったことで、これも安心材料といえます。
どうして、そんなプラスの考え方をしているのか気になるところです。そこで「そのように答えた理由を教えてください」と聞いて、具体的なコメントを書いてもらっています。「はい」と答えた人の中で代表的なものは、「彼氏なら嫌ですが夫なら許せます」(30代)、「結婚前だったら少し考えるが、結婚後だったらしょうがないと思える」(30代)、「恋人であれば、その人自身が好きなので薄毛になってもあまり気持ちに関係ないから。ただし薄毛を放置するのは許容できません。何らかの対処や努力は求めます」(30代)、「誰でも年とともに外見は変わっていくと思うから」(50代)、「中身も含めて好きになった人だから」(30代)と、好意の寄せ方の強さが好反応になっていることがわかります。
「いいえ」と答えた人の意見は、「50代くらいからならば許容できるけれど、それより早ければ周りに薄毛の人が少数派な気がして嫌だから」(20代)、「やはり若々しくないですし、一緒にいて目立つから嫌です」(30代)、「見た目は清潔感がわかるから大切だと思うので、それなりの対処をしてほしいと思う」(20代)、「うちの旦那は20代の頃から薄毛になりましたが、だんだんと年相応になってくるので大丈夫です。許容しないというより仕方ないという感覚に近いです」(50代)。いいえと答えた女性が多いのでよいものの、この中には気になる回答も含まれています。
「パートナーは薄毛になったら休日の過ごし方は、どのように変わると思いますか?」との質問には、「何も変わらない」が80.5%(177人)と、やはり好結果となっていますが、「一緒に出かけたくなくなる」が7.7%(17人)、「海やプールを避けるなどデートスポットに気を使う」が5.9%(13人)、「知人や家族に合わせづらくなる」が4.1%(9人)と、それなりに気を使わせていることがわかります。
心が通っていれば薄毛は気にならないのか
薄毛になったときに、恋人や妻は、どのように接してくれるのかということも、多くの男性が気になっていることです。そこでズバリの質問として、「パートナーが薄毛について悩み出したら接し方は、どのように変わると思いますか?」と聞いています。
この質問に対しては、「薄毛対策を勧める」が39.5%(87人)、「何も変わらない」が26.8%(59人)、「薄毛について気にしていないことを伝える。もしくはそのような素振りを見せる」が22.3%(49人)、「髪の毛の話題を出さないようにする」が9.1%(20人)との結果でした。
薄毛対策を勧めてくれるとの回答が圧倒的に多いのは嬉しい結果で、自毛植毛で大きく外見が変わる結果も好意的な受け入れてくれるであろうことが、この結果からも見えてきます。
「パートナーから薄毛の悩みを打ち明けられたら、あなたはどのように返しますか?」という質問への回答は、まだ結婚まで進んでいない人にとっては、かなり気になることだと思います。これについては具体的な返答が求められています。それについては「相手に寄り添い、否定的なことは決して言わない」(30代)、「薄毛治療をしている病院があれば行くように言う」(30代)、「『まあ誰でも通る道だよね? そんなに気にならないけど?』と薄毛の不安に共感して、あまり心配しすぎないように伝える」(40代)、「シャンプーや育毛剤など少しでも薄毛によいものを一緒に調べます」(20代)、「私は気にしないけど、それだけではダメか、と問います。他人の目を気にするなら解決策を一緒に考えようと伝えます」(40代)、「誰でもなるものだから別に気にすることはないと言う」(30代)、「薄毛になってもあなた自身は何も変わらないから、私は気にしていないと返す」(40代)、「したいようにしたらいいが、高額になるのはさけてほしい」(40代)との回答でした。
本音で言ってくれているのか、男性が気にしすぎるのはいやだからと慰めで言っているだけなのかは気になるところです。薄毛で悩みを抱えている男性が多いのは事実で、気休めでは解決できないことです。
自毛植毛のような画期的な解決法があることがわかっていれば、もっと回答も変わり、「高額になるのは……」というような回答は、今後は大きく減っていくのは間違いないと感じさせられる結果でした。
この他の質問と女性の反応については、以下のページに紹介されています。
薄毛の本音調査
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000026.000048304.html
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