東京(新宿)自毛植毛専門クリニックレポ

抵抗感がない薄毛対策と抵抗感がある薄毛対策

毛髪に関する調査の中でも、多くの信頼を得ているのがホットペッパービューティーアカデミー(リクルートの美容に関する調査研究機関)の薄毛調査報告書です。2016年から続けられていますが、その最新版の「2021年薄毛調査報告書」(総数96ページ)が発表されました。

2021年薄毛調査報告書 第3弾

調査対象は20〜69歳の男女2063人(男性1500人、女性563人)で、薄毛である人と薄毛を気にしている人に対して「薄毛に関する意識調査」としてインターネット調査によって実施されました。その第3弾として、今回は薄毛の施術に対する抵抗感(抵抗感がない対策、抵抗感がある対策)の調査結果(複数回答)から紹介します。
施術に対して抵抗感がないものとして、男性では「薬用シャンプーの使用」(83.0%)、「頭皮マッサージ・洗浄」(57.4%)、「外用薬の塗布」(45.3%)、「内用薬の服用」(43.5%)、「毛髪再生(有効成分を注射で頭皮注入する・メソセラピー)」(11.9%)、「植毛(人工毛等を植えつける)」(8.5%)、「増毛(人工毛等を自毛に装着)」(7.8%)、「ウィッグ・カツラを着ける(全体用)」(3.6%)、「ウィッグ・カツラを着ける(頭頂部、前髪などの部分用)」(3.4%)、「ヘアタトゥー」(1.1%)、「あてはまるものはない」(4.7%)の順となっていました。

植毛への抵抗は低下している

女性では、「薬用シャンプーの使用」(76.7%)、「頭皮マッサージ・洗浄」(69.3%)、「外用薬の塗布」(43.2%)、 「内用薬の服用」(30.8%)と、ここまでの順位は男性と同じでしたが、それ以降は「ウィッグ・カツラを着ける(頭頂部、前髪などの部分用)」(21.0%)、「ウィッグ・カツラを着ける(全体用)」(13.4%)、「毛髪再生(有効成分を注射で頭皮注入する・メソセラピー)」(10.3%)、「増毛(人工毛等を自毛に装着)」(7.3%)、「植毛(人工毛等を植えつける)」(6.1%)、「ヘアタトゥー」(2.1%)、「あてはまるものはない」(7.1%)と少し順位に違いがあります。ヘアタトゥーは今回の調査から追加されています。
この調査で気になるのは抵抗感がある薄毛対策のほうで、男性では「ウィッグ・カツラを着ける(全体用)」(67.2%)、「ウィッグ・カツラを着ける(頭頂部、前髪などの部分用)」(61.9%)、「ヘアタトゥー」(50.2%)、「植毛(人工毛等を植えつける)」(49.4%)、「増毛(人工毛等を自毛に装着)」(48.6%)、「毛髪再生(有効成分を注射で頭皮注入する・メソセラピー)」(33.6%)、「内用薬の服用」(14.7%)、「外用薬の塗布」(9.9%)、「頭皮マッサージ・洗浄」(3.7%)、「薬用シャンプーの使用」(1.2%)、「あてはまるものはない」(9.7%)の順となっていました。
女性では、「ヘアタトゥー」(60.4%)、「植毛(人工毛等を植えつける)」(59.3%)、「増毛(人工毛等を自毛に装着)」(54.8%)、「毛髪再生(有効成分を注射で頭皮注入する・メソセラピー)」(48.5%)、「ウィッグ・カツラを着ける(全体用)」(46.7%)、「ウィッグ・カツラを着ける(頭頂部、前髪などの部分用)」(27.0%)、「内用薬の服用」(14.7%)、「外用薬の塗布」(11.5%)、「頭皮マッサージ・洗浄」(3.2%)、「薬用シャンプーの使用」(2.7%)、「あてはまるものはない」(8.9%)の順でした。
男性ではウィッグ・カツラは抵抗感があり、女性は抵抗感がなく使えることは普通の感覚といえます。自毛植毛に代表される植毛は、以前の調査結果に比べると抵抗感は低下傾向にあるものの、まだ他の対策で済ませようとしていることが見えてきます。しかも選択肢にあがるものが、自毛ではなく人工毛での植毛というのも知識が正確に届いていない感じをもってしまいます。人工毛の植毛は、海外では禁止される国もあるようなトラブルの多い手術です。それと自毛植毛を同じように扱われるのは、現実とは言え悲しい限りです。しかし、自毛植毛の方法と結果が理解されれば、この抵抗感は大きく解消されるはずです。

薄毛対策の情報源はネット検索

薄毛対策への抵抗感は、入手している情報が大きく関係しているようです。薄毛調査報告書では、薄毛対策の情報源(複数回答)について聞いています。
男性の情報源のトップ10は、「インターネット検索」が55.7%、「TV・ラジオのCM」が31.7%、「TV・ラジオの番組」が29.1%、「インターネットのバナー広告」が13.3%、「知人から直接聞く口コミ」が12.6%、「雑誌」が12.4%、「新聞」が12.2%、「美容師・理容師に相談する」が9.4%、「美容総合サイトや口コミサイト」が8.5%、「知人以外のSNS・ブログなどの口コミ」が6.4%でした。

◉美容師への相談は女性は男性の2倍以上
女性の情報源のほうは、「インターネット検索」が52.8%、「TV・ラジオのCM」が29.7%、「TV・ラジオの番組」が25.2%とトップ3までは同じ項目ですが、男性では8番目の「美容師・理容師に相談する」が21.7%と4番目になっています。それ以降は「知人から直接聞く口コミ」が15.5%、「美容総合サイトや口コミサイト」が13.6%、「雑誌」が12.5%、「インターネットのバナー広告」が7.8%、「知人以外のSNS・ブログなどの口コミ」が7.2%、「新聞」が7.1%の順で、近い人のアドバイスが薄毛対策には重要だということがわかります。

専門家の相談なら安心できる

毛髪の専門家である美容師・理容師は、薄毛の対策を相談するのに適していますが、どれくらい相談をしているのかについても年齢別に聞いています。サロンでの経験があるのは男性では20代が44.6%、30代が28.6%、40代が28.5%、50代が18.6%、60代が15.6%と、年齢が進むにつれて減少しています。
女性のほうは、20代が49.5%、30代が52.4%と30代で増え、40代が38.5%であるのに50代が43.2%と再び増え、60代が38.3%となっています。女性のほうが相談をしているということですが、薄毛の進みが早い男性のほうが、もっと専門家に相談をすれば、画期的な薄毛対策である自毛植毛によって救われる人は増えることがわかる調査結果でもあります。

2021年薄毛調査報告書
https://hba.beauty.hotpepper.jp/wp/wp-content/uploads/2021/10/data_usuge_20211007.pdf

 
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