東京(新宿)自毛植毛専門クリニックレポ

ヘアドライヤーで抜け毛予防

 自植毛手術をしてからは特に髪の毛のケアに気を使います。 そんな中、当たり前すぎて考えていなかったのですが、ヘアドライヤーの冷風の役割について紹介されている情報に触れ、「なるほど」そういうわけだったのかと思わされました。 そこで、今回は、ヘアドライヤーの温風と冷風の役割について紹介したいと思います。    

ヘアドライヤーの冷風は何のためにあるのか

 ヘアドライヤーには温風と冷風の切り替えスイッチがついています。洗髪後の濡れた毛髪を乾燥させるだけなら温風だけでよいはずですが、温風と冷風の切り替えは初めて販売されたヘアドライヤーにもつけられていました。そのことから、何かの役割があるはずだというのは想像がつくはずです。何の役割かというと、毛髪のケアのためには冷風が必要で、メリットはいくつもあります。

 メリットの前にヘアドライヤーの温風と毛髪の関係から説明すると、毛髪にとって温風は乾燥をさせるためにダメージを与えるものとなります。毛髪は適度な水分が保持されることでハリやコシが保たれています。毛髪はウロコ状のキューティクルによって表面が保護されているのですが、温風を当てるとキューティクルが開いてきて、毛髪の水分が抜けてしまいます。そのために傷みやすくもなります。開いたキューティクルを閉じさせて、水分を保持するのが冷風の一つの役割です。

 毛髪はキューティクルが開いているときには曲がりやすく、ヘアドライヤーの温風を当てながらセットをすると自由な形にすることができます。このままだと元に戻りやすくなるので、セットした状態をキープするために冷風を当てるということです。くせ毛は温風のあとに冷風を当てることで直毛状態に整えることもできます。

 キューティクルが閉じていると、毛髪同士の摩擦が起こりにくくなり、絡まりにくくもなります。寝ぐせは、寝ている間に枕と毛髪の間の摩擦によって起こりやすくなるのですが、温風のあとに冷風を当ててキューティクルを閉じておくと、枕との摩擦も弱まるので、寝ている間の乱れが少なくなります。

 ヘアドライヤーによっては温風の熱量と風量が切り替えられるものがあります。熱い風を勢いよく送り出せば早く乾かすことができるのは当然のことなのですが、毛髪は温度が上昇するほど毛髪にダメージを与えることになります。一般のヘアドライヤーの温風の温度は100〜120℃となっています。これは毛髪だけでなく、頭皮も乾燥させることになり、毛根のほうにもダメージを与えることになるので、できれば低めの温度で、多くの風量で乾燥させて、最後に冷風で整えるというようにするべきです。  

抜け毛予防のヘアドライヤーの機能

 ヘアドライヤーは後ろ(吹き出し口の反対側)から空気を取り込むものが一般的ですが、ヘアサロンでは横から取り込んで、吹き出し口に送り込むタイプが使われています。横のファンは大きくて、しかも左右から取り込めるので風量が多くなり、風の勢いで乾燥させることから温度が低めでもしっかりと乾燥させることができます。

  ヘアドライヤーはヒーターで温めておいて、そこに空気が通過することで温められているので、同じ温度であったら風量が少ないほど吹き出す温風の温度が高くなります。逆に風量が多ければ温風の温度は低くなるわけで、風量を多くすることで温度を低めにして、短時間で乾燥させようとするものです。業務用のヘアドライヤーのメーカーが最近では少し小型ではあるものの、同じ方式のヘアドライヤーを一般向けにも販売するようになりました。

 毛髪の水分を保持するためにナノイーを活用したものがあり、これを使うとヘアドライヤーから水分が保持された空気が送られることから、毛髪の水分が抜けにくくなります。吹き出し口からの水分量は2倍ほどにもなっているといいます。

 プラズマクラスターを活用したヘアドライヤーも水分保持力に優れています。プラズマクラスターはプラスのイオンとマイナスのイオンを風に乗せて毛髪と頭皮に送り出すもので、保湿効果のほかに静電気の発生を抑える効果があり、毛髪についた臭い成分を分解する効果も知られています。  

 最近の注目商品としては、スカルプドラーヤーがあげられることが多くなっています。これは遠赤外線と音波振動によって頭皮をケアすることもできるという新ジャンルのヘアドライヤーです。遠赤外線によって60℃の温風でも乾燥させることができます。普通にヘアドライヤーとして使っているときには音波振動の効果は得られないのですが、アタッチメントをつけて頭皮に当てることによって頭皮のマッサージ効果も得られるというものです。

 こういったヘアドライヤーも、温風と冷風を上手に切り替えて使わないと、せっかくの効果が充分に得られないことにもなりかねません。

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