自毛植毛の手術後いつから働ける?

自毛植毛手術を受ける方で最も多い年齢層が30-50代のいわゆる働き盛りの方々です。一般的に手術というと長期入院が必要なケースを想像しますが、自毛植毛はどうなのでしょうか。

私自身、東京新宿で植毛手術を受け、その後職場に復帰しました。植毛手術から職場復帰までどのくらいの期間が空くものなのか、短期間での職場復帰は可能なのかという点について説明します。  

自毛植毛の手術法によって異なる

植毛手術後に復帰できる期間というのは一律に申し上げることはできません。理由は手術の術式により回復期間や体への負担が異なるからです。ここでは一般的な例をお話します。 植毛手術を大きく2つに分けると、頭皮を大きく切り取る「FUSS法」とメスを使わない「FUE法」の2つがメジャーです。

「FUSS法」は一度に広範囲に植毛できるというメリットがあります。しかし頭皮を大きく切り取るので出血も伴います。術後10日前後は仰向けに寝るのも難しく、激しい痛みがあります。

もう一つの「FUE法」はパンチブレードという専用の器具で毛根ごとに髪を採取し、植え付けます。少なからず出血はしますが、痛みの度合いは少ないと言えます。 FUSS法であれば早期の職場復帰は難しいといわざるをえません。  

職種によっても異なる

ちなみにFUE法であれば、手術翌日に職場復帰が可能です。ただし条件があります。肉体労働、販売、営業など体を動かす職業に勤めている人は1週間程度安静にしたほうが良いでしょう。術後の経過に支障をきたす可能性があるからです。

デスクワーク中心の人であれば激しい動きをすることはないと思うので手術翌日から職場で働く事ができます。  

自毛植毛後に避けるべきこと

術後は植えた毛髪をしっかりと定着させることが大事です。その後の過ごし方によって生着率も大きく変わるのです。ここに最低限のルールを書いておきますので、植毛手術を検討している方はぜひご一読ください。以下近年メジャーなFUE法であると仮定します。  

激しい運動

術後すぐの激しい運動は控えましょう。場合によっては閉じかけていた傷口が開く可能性があります。筋トレ、サッカーなどのスポーツは1-2週間、軽いジョギングなども3-4日は休んだ方が良いです。  

患部への強い刺激

かさぶたが取れるまでは、患部をかくことはもちろん、かさぶたがはがれるような行為は控えましょう。かさぶたは治りかけのときにかゆみを発症します。ここは手術後最も辛い期間です。頭をかきたい気持ちをこらえ、ぐっと我慢して下さい。 睡眠中、無意識にかいてしまう人もいます。かいてしまわないような配慮が大切です。  

飲酒・喫煙

飲酒は最低手術の前日から翌日まで禁止、タバコは手術前の2、3週間前からの禁煙をお願いされます。 アルコールは血行を促進する作用があります。術後出血量が増え、腫れがひどくなる可能性があります。 タバコの成分であるニコチンは血管収縮作用があり、血流を悪くさせ毛細血管から毛根に栄養が行き渡らなくなります。これは生着率の低下にもつながります。  

職場復帰のポイント

肉体労働の人は1週間ほどの休養の後、患部への刺激を強める行為を避ける必要があります。ヘルメットを使う人は頭にタオルを巻き、汗で蒸れる事を防いで下さい。 接客業・営業職の方は小さなかさぶたが目立つことが気になるかもしれません。全てのかさぶたが取れるまでには10日~1週間程度かかります。ヘアスタイルで隠せる場合は問題ないのですが、許されるならニット帽を被るという方法がオススメです。ちなみにかつらも使用可です。  

まとめ

主流のFUE法であれば早くて翌日、遅くても1週間前後で職場復帰できます。しかし傷の治り具合、体調回復には個人差がございます。自分のケースはどうなのか事前に知りたい方は、東京都内近郊の方は親和クリニック新宿院など植毛専門医のいるクリニックまで気軽にご相談下さい。

 

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