薄毛をカバーするカラーリングとは

カムフラージュというと少し言い過ぎですが、薄毛が目立ちにくい色と目立ちやすい髪の色があります。

薄毛が目立ってきたと自覚すると、多くの方は育毛剤や治療薬の使用の検討を始めます。しかし、薄毛の進行が急速でなかったり、範囲が小さい場合は、カラーリングなどを少し工夫するだけで見栄えが変わることがあります。

今回は薄毛をカバーするカラーリングについてご説明致します。

 

カラーリングすると薄毛になる?

カラーリング目的でブリーチなどをすると髪が痛むというのはよく聞きます。そのため、カラーリングが薄毛に繋がると思う方もいると思います。ただ、一般的にカラーリングは薄毛の主要因ではないと思われています。日本人の3割ほどが悩んでいる一般的な脱毛症といえばAGA(男性型脱毛症)ですが、こちらは髪が痛むことで発症するわけではありません。原因はおおよそ今のところ遺伝的要因が大きいと言われています。

AGAはテストステロンがジヒドロテストステロン(DHT)に変わり、それがレセプターと結びつくことで髪の成長を阻害する症状です。カラーリングは薬剤によっては頭皮にダメージを与える可能性は否定できませんが、この薄毛プロセスとはほぼ無関係です。

そのためカラーリングと薄毛については相関関係はないと考えていいでしょう。しかしながら、カラーリングは髪の毛のキューティクルを傷めるので、期間を空けず連続して使用することは控えるようにしましょう。

 

薄毛をカバーする色とは

薄毛を根本的に解決したい場合は自毛植毛がおすすめですが、カラーによってある程度薄毛を目立たせないことは可能です。よく、肌に近い髪色にすると薄毛は目立ちにくいと言われています。真っ黒よりは明るいブラウンなどのほうが薄毛は目立たないと言えます。

コツは地肌との違和感を少なくすることです。

 

カラーリング時の注意点

カラーリングを行うことで薄毛が進行することはあまりないと思われていますが、やり方を誤ると頭皮と髪の毛に深刻なダメージを与えます。

ここではカラーリングの際に気を付けたいポイントをお伝えします。

放置時間を守る

カラー剤は主にアルカリ性ですので、長時間の放置は頭皮を傷めます。市販のカラー剤の場合、パッケージに放置時間の目安が書かれているのでそれに従うようにしましょう。またどんなに長くても30分は超えないようにすることです。

アフターケアをしっかり

カラーリングをするとどうしても髪にはダメージが残ります。髪に優しいシャンプーやリンスを選ぶことで、キューティクルなどをしっかり保護しましょう。

美容院で行う

カラーリングについての知識がない方などは経験豊富な美容院や理容院のスタッフにカラーリングを頼みましょう。ダメージのことなど不安に思うのならいっそのことプロに任せてしまう方が良いです。髪へのダメージを抑えられるだけでなく、色合いなども望み通りに仕上げてもらえます。

ただ髪質によっては色が入りにくい場合もありますので、その点は注意しましょう。

薄毛の人が控えるべきカラーリング

薄毛だからできないというカラーはありませんが、頭皮へのダメージが大きいため、控えた方が良いカラーリングはあります。

それはブリーチです。ブリーチは髪のメラニン色素を分解、色を抜き新たに髪を染める手法です。色素だけではなく、髪のたんぱく質成分であるケラチンも一緒に分解するため、髪に大きなダメージを与えてしまいます。

 

 

まとめ

頭皮ダメージに注意しながら、肌色に近い茶色系の髪の色に染めると目立ちにくいです。自毛植毛を希望する方は、東京新宿の親和クリニック新宿院などの植毛クリニックにご相談下さい。