薄毛対策と亜鉛

必須ミネラルと皆さんに言われている栄養素、亜鉛。

亜鉛は体内で生成されない ため、これは食物から積極的に取り入れる必要がある栄養素なのです。
亜鉛は、これは髪の毛を作るためには欠かすことができないミネラルとしても、多くの人に知られています。
亜鉛がもたらす薄毛改善効果と亜鉛を多く含んでいる食材など
私が東京新宿の植毛クリニックの医師から聞いた知識をご紹介していきます。

薄毛改善効果をもたらす?

髪の毛の主な材料はタンパク質。タンパク質が不足していると、髪の毛を作る材料がまったくないために、薄毛になっていく傾向があります。

しかし、タンパク質だけを取ってれば薄毛を防止できるかといえば、そうではありません。タンパク質から髪の毛をしっかり生成するためには亜鉛の存在が必須となります。
亜鉛は人体のさまざまな部位で使用されるミネラルですが、とくに髪の毛の生成においては、タンパク質をケラチンという成分にきちんと再構成させる働きを担っています。 この大切なケラチンによって髪の毛は構成されるため、タンパク質だけをとっても髪の毛が成長しないのです。

現代人は亜鉛不足?

現代人は、いわゆるこの亜鉛の摂取量が圧倒的に不足しているというデータもあります。

出典:亜鉛栄養治療 6 巻 1 号  日本人における亜鉛摂取量の現状と摂取基準

サプリなどで積極的に亜鉛を摂取しており、充分な摂取量をきちんととっている人もいるかもしれませんが、亜鉛は、食べ合わせによって吸収が妨げられてしまうことがあります。

中でもこれを食物繊維と一緒に摂取すると、亜鉛がなんと食物繊維と結合してしまい、吸収される前にどうしてか体外へと排出されてしまいます。 積極的に亜鉛をきちんと摂取していても亜鉛不足になってしまいがちなのです。 そして動物性タンパク質やビタミンC、クエン酸といった成分は、食物繊維による吸収率低減を防いでくれる効果があります。

亜鉛をしっかり摂る場合は、これらの成分を含んだ食材と一緒にきちんと摂ることが望ましいでしょう。

多く含んでいる食材は?

亜鉛を多く含んでいる食材で、最初に牡蠣を思い浮かべる人も多いでしょう。しかしこれだけではほとんど吸収がうまくいきません。 レモン汁などをかけて食べることで、効率の良い亜鉛摂取を行うことができます。
牡蠣以外では、アワビやタラバガニなどに非常に多くの亜鉛が含まれています。
スルメ、牛肩ロース、豚レバー、ラム肉、若鶏もも肉、パルメザンチーズ、鶏卵などにもかなり多くの亜鉛が含まれています。 また、植物性の食物ではゴマ、アーモンド、抹茶、えんどう豆、小麦粉、ソバなどに亜鉛がとても多く含まれています。 これらの食材を調理して吸収率をしっかりあげるようにしていくと、薄毛改善に期待できます。

必須ミネラルである亜鉛は、ストレスや激しい運動、そしてアルコールの分解などで大量に消費されることが分かっており、ここから日常的に亜鉛を摂取していくことが重要になります。
亜鉛を過剰に摂取した場合、これは腎障害や神経障害になったり、めまいや下痢といった深刻な症状を起こしやすくなります。 ただしですが、通常の食生活であまり過剰摂取になる心配は基本的にありません。 ほかの食材としっかり上手く組み合わせて、バランス良く亜鉛を摂取していくようにしましょう。

自毛植毛は一度毛が抜ける

ちなみに自毛植毛を行うと、髪の毛を植えつけられた毛根がヘアサイクルを整えようとします。そして自毛植毛をした後に一度植えた髪の毛は、なんと全て抜け落ちます。目安としてはだいたい、概ね自毛植毛から1ヶ月程度で、ほとんどの髪の毛は一度抜け落ちます。

これは、なぜか身体が起こす自然現象ですので、じつは髪の毛が抜け落ちても全く問題はありません。

 

 

まとめ

亜鉛について詳しく知りたい、自毛植毛手術を検討しているという方は一度、東京新宿の親和クリニック新宿院のような植毛専門クリニックにご相談に行ってみることをおすすめします。