薄毛にワックスを使うときの注意点
仕事も順調で、プライベートも充実。しかし僕には誰にも言えない悩みがある。薄毛だ。この世の中で僕と両親以外誰も気づいていないことだけが不幸中の幸いだが。
一日はいつも髪型作りから始まる。ワックスを塗りたくり、薄毛を隠すのだ。いわゆるハードワックスを使う。作業としてはそれほど難しいことではないが、極めて慎重に行う必要がある。ここで手を抜いたら一巻の終わりだ。薄毛が同僚たちにばれてしまう。今までの苦労が水の泡だ。
僕は手鏡を手に、何度も頭部の状態をチェックしながら、髪にワックスを塗る。この作業を繰り返していた。
上記の話を読み、共感を覚える男性は多いかと思われます。薄毛が自分でも自覚できるようになったら、治療と並行してどうやって隠すかという考えに囚われがちになります。最も、この場合の対応としては、自毛植毛をするというのが理想です。けれども、もう少し、ワックスだけで頑張りたいという方が多いのも事実です。
しかし、ワックスをこれだけ塗って頭部には何の悪影響もないのか気になるところです。
今回は薄毛の人がワックスを使うときの注意点をご説明致します。
ヘアワックスの成分
◆まずはワックスを構成する基本成分を見てみましょう。約7種類の成分からできています。
①油分:艶を出したり、髪をまとめたり、形つけるもの。
②水:界面活性剤が仲介役となり、油分と水を混ぜてエマルジョン状態というクリーム状ににさせる。
③界面活性剤:油分と水を混ぜるものです。言わずと知れた化学薬品で、いわゆる洗剤のこと。髪や頭皮を傷めることも。
④アルコール等:ワックスをつける瞬間の伸びの良さを出すために配合。すぐ空気に触れて蒸発しますので、髪の毛の水分を奪いがち。
⑤シリコン等の高分子化合物:髪の毛表面のコーティング、手触りの良さをよくする。毛穴に詰まると髪の毛の成長の阻害因子に。
⑥防腐材:安価な殺菌剤です。代表的なもので、メチルパラベン、プロピルパラベンなど。法律上配合量は1%未満にするようにとなっていますが、現在ではその安全性が問題視されております。
⑦香料:香りをつけるもの。
出典 https://mens-beautiful.com/2018/07/08/wax-seibun-kaiseki/
ここから分かるのは、様々な成分が配合されているということが分かります。これらは適度に使用する分にはそれほど問題にはなりませんが、高頻度に量をつけすぎると髪にダメージを与える可能性がありそう、というのは素人目からも分かると思います。
ワックスで薄毛になる?
これは使い方次第です。
まず断っておきたいのが、ワックスをつけると必ずしも薄毛が促進するという事実はないということです。
しかし、ワックスは使い方を誤ると、毛穴に詰まるなどし、頭皮環境を悪化させる原因となります。これが薄毛につながるということは否定できません。
例えばワックスを髪の毛だけではなく、頭皮にまで隙間なくべったりとつけたり、ワックスを何週間も洗い流さないなどの使い方は言語道断です。
ワックスを使用したら、その日のうちに洗い流すようにしましょう。
効果的なワックスの使い方
ワックスは根本ではなく、毛先に付けるようにしましょう。このときに最も注意すべきなのは適量をつけるというところです。使いすぎは髪がべたつき、薄毛が目立つ原因ともなるので注意です。
まとめ
薄毛の人でもワックスは使いすぎず、適量の使用にとどめるべきということが分かりました。薄毛を隠したい場合はワックスではなく、自毛植毛を選択しましょう。自毛植毛を希望する方は、東京新宿の親和クリニック新宿院などの植毛クリニックにご相談下さい。
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