若い男性の薄毛の意識と対策

薄毛対策は、さまざまな方法はあっても、効果的な方法というと、それほど多くはありません。そんな方法として自毛植毛があげられています。自毛植毛でないと、なかなか望むような結果は得られないのではないか、と感じさせるような調査結果が発表されました。

薄毛を気にする人は案外と多かった

その調査を実施したのはPERCUTで、20〜24歳(学生)の男性360人を対象に、薄毛についてアンケートを行っています。調査方法はインターネット調査で、2日間での調査となっています。
初めに聞いているのは「自分の髪で薄毛が気になったことがありますか?」という質問で、「かなりある」との返答は8.1%、「少しある」は24.4%で、若い年齢層であっても3割以上が薄毛を気にしているとの結果となっています。一方の気にならないほうの割合は、「あまりない」が27.8%、「まったくない」が39.7%となっていました。
若い男性でも、薄毛が気になる男性は、それなりのプレッシャーを感じていることが見えてきます。

効果的な予防対策をしているのだろうか

若い男性は、あまり薄毛を気にしていないとしたら、どんな薄毛対策をしているのかの質問は、あまり意味がないことになってしまいますが、3割以上も薄毛を気にしているとなると、その対策は重要なデータにもなります。
次の質問は「現在、何か薄毛対策をしていますか?」というもので、続けて「されている場合、どういった対策をしていますか(していましたか)?」と聞いています。何をしているのか、もしくは過去にしていたのかを聞くことで、効果的な方法に取り組んでいるのかを知ることができます。
その返答は複数回答方式で、「ヘッドマッサージ」が15.6%、「強く洗いすぎないように気をつける」が14.2%、「薄毛ケア用のシャンプーやトリートメントを使う」が10.6%、「育毛剤を使う」が8.9%、「睡眠や食事など生活全般に気をつける」が5.8%、「飲み薬やサプリメントを飲用する」が5.0%、「薄毛が目立ちにくい髪型を心がける」が4.7%、「専門のクリニックに通う」が3.1%、「美容院/理容院で美容師/理容師に相談する」が1.4%となっていました。そして、最も多かったのが「対策をしていない」の60.3%でした。
この質問は、薄毛対策として何をしたいか、ではなくて何をしているのか、過去にしていたのかを具体的に聞いています。

気にしていないのに実施している薄毛対策

若い男性が調査の対象なので、6割以上が薄毛対策をしていないのは想像がつくところですが、逆にいうと4割近くが何らかの対策に若いときから取り組んでいるということです。その真剣度と効果が、どの程度であるのかについては、この結果ではわからないところですが、それにしても薄毛は気になって、何かをしなければならないと急かされている人が案外と多いことがわかります。
初めの質問で、薄毛が気にならないとの回答は約7割いたわけですが、その回答者にクロス集計が行われています。これは質問項目を2つ以上掛け合わせて集計する方法で、薄毛が気にならない人にも薄毛対策をしているかを質問しています。気にならないなら対策をしていないというのが一般的な感覚かもしれませんが、今回の調査では気にならないのに薄毛対策をしているのは2割ほどとなっていました。
この結果からも、何かをしなければという気にはなっている人も案外と多いことが見えてきます。自毛植毛は、実際に薄毛になってきてからでないと相談に訪れることはないわけですが、気にする人が多いほど相談数は増えていくことになります。
先ほどの薄毛対策の内容と割合を見てみると、これを続けていて、薄毛にならないようにするのは難しいということに集中していることがわかってきます。ということは、これだけの数は自毛植毛の対象者でもあり、その方々に呼びかけていく価値は十分にあることがわかります。

女性から見た薄毛の印象

薄毛が気になる若い男性の心理の中には、恋愛対象の女性の気持ちと、その気持ちを具体的に表す視線が気になるということがあげられます。
どれくらいの女性が薄毛を気にしているのかについては、今回の調査項目には入っていないのですが、PERCUTが昨年実施したインターネット調査では「男性の髪で一番許せないこと」のテーマで聞き取りを行っています。601人の調査対象者のうち20代は120人、30代は120人でした。
その結果を見ると、「匂いが不快」が54.7%、「整髪料の付け過ぎ」が17.3%、「長い」が11.5%、「少し奇抜な髪型」が7.3%、「薄毛」が7.0%、「その他」が22%となっていました。
実は薄毛は、あまり気にしていないという結果でしたが、それに安心して放っておいたら薄毛が進んで、手遅れにもなりかねません。しかし、自毛植毛が最終手段として残されていることがわかれば、安心することもできるはずです。

薄毛調査
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000013.000071476.html