円形脱毛症は治るのか

「毎日、夜遅くまで懸命に働いてきた。おかげさまで給料の大幅な上昇こそないが、そこそこの貯蓄は貯まった。男40歳、ここから生涯の伴侶でも見つけて、色とりどりの日差しが差し込む人生という急坂をともに手を携え、歩くことができたら…」。忙しく仕事に追われながらも、将来の希望を夢想する。働き盛りの30~60代の人の特徴です。最近は『fire』と言って早期退職して余生を楽しむことを目標に生きている人も多いです。

しかし、そういう仕事に打ち込む真面目なしっかりした方だからこそ、注意しなければならない薄毛の症状があります。それが円形脱毛症です。

円形脱毛症はAGA(男性型脱毛症)などとは大きく異なりますが、その違いはどこにあるのでしょうか。また、円形脱毛症にならないためにはどうすればいいのでしょうか。

ここでは多くの働き盛りの方々を悩ませている円形脱毛症についてご説明致します。

 

円形脱毛症とは

円形脱毛症には、円形のものだけでなくそのほかの種類もあります。
円形の10円玉や500円玉のような形での脱毛が1か所であれば「単発型」、2か所以上あると「多発型」と言われます。これらのうち脱毛の範囲が少なければ軽症ですが、脱毛の範囲が頭皮の25%以上になると重症となります。

重症の円形脱毛症には、「多発型」や、首筋近くの後頭部や耳の周りの側頭部などが脱毛する「蛇行型」、頭髪のすべてが抜ける「全頭型」、さらに、まゆ毛やわき毛など体毛も抜けてしまう「汎発(はんぱつ)型」という種類もあります。

出典 https://www.nhk.or.jp/kenko/atc_1239.html

 

円形脱毛症には様々な種類があります。種類はたくさんありますが、軽症か重症かは脱毛範囲によって決まるようです。一般的な円形脱毛症のイメージはは単発型でしょうか。しかし全身の体毛が抜ける汎発型も、円形脱毛症の一種なのです。

 

円形脱毛症の原因

円形脱毛症の原因は諸説あります。そのためここでは断定的に伝えることはせず、複数の要因を前提にお話しさせていただきます。円形脱毛症はストレスが過大にかかることで発症すると言われています。しかし、あくまでそれは発症のきっかけに過ぎないとする説と、ストレスこそが原因という説があります。最近では前者の説が有力と言われています。

円形脱毛症では、頭髪に「自己免疫反応」というものが起きています。通常の免疫反応は、体内にウイルスや細菌などの異物が入ってきた際にTリンパ球という細胞が異物を攻撃するというものですが、このTリンパ球が異常を起こし、正常な細胞を攻撃してしまうことがあります。これを「自己免疫反応」と呼びます。

https://www.nhk.or.jp/kenko/atc_1239.html

 

予防と対策

直接的な原因が解明されていないのですが、円形脱毛症を発症する人の多くは精神的ストレスを抱えていることから、間接的な予防策としてストレスの発散や規則正しい生活を心がけるように促されています。

発症してしまった場合は皮膚科など専門の医療機関を受診しましょう。治療法ですが脱毛範囲や年齢・症状にもよりますが、ステロイドなど外用薬や内服薬で様子を見る病院が多いと言われています。

 

まとめ

円形脱毛症は体質によるところも多いため、特効薬などもなく、解決が難しいのですが、自然に治ることもあるため、悲観的になりすぎなくても良い場合があります。いずれにしてもストレスをため込まないように気を付けるというのが現時点での最良の対策と言えそうです。

自毛植毛についての悩みは東京新宿の親和クリニック新宿院などの植毛クリニックに話を聞いてみることをおすすめします。